44歳で妊娠した話

44歳で自然妊娠、2018年に45歳で出産しました。

出産(7)幸運

赤ん坊は新生児室の保育器に入れられ、LDRは静かになりました。

分娩を担当してくれた先生が

「計画出産だったんだよね? この日取りは誰の希望?」

と。えーと、旦那の仕事の都合です。。。(あと病院の都合も。週末は麻酔医が手配しづらいとかそういうのも聞いていたので)と言うと、

先生「早めに産んで良かったよ。運が良かったよ、この子は」

と。

「強運だよ、強運。」

と。

 

ええと。。。そんなに危ない状態だったんですね。。。(^^;

 

 

早く出さなくちゃ!という場合、「緊急帝王切開」になる可能性があります。出産直前に胎児の心拍や呼吸が乱れていたり、普通の経膣分娩ができないと分かった場合に経膣分娩から帝王切開に切り替えることになるのですが。

その場合、

麻酔をセットして

→ 麻酔が効いてきてから

→ 切開して胎児を取り出す

という手順なので、麻酔の準備をしたり、麻酔が効いてくるのを待ったりするのにそれなりに時間がかかってしまうのです。その間に胎児の心拍や呼吸がさらに乱れるようなことがあれば。。。大変です。

 

私は事前に麻酔を入れていたので、万が一緊急帝王切開になったとしても、すぐに手術を始められる状態でした。そして平日だったので、麻酔のできる医師も、助産師も看護婦もスタッフがきちんとそろっている状態でした。(医師2人、助産師2人、看護師も3人くらい部屋にいた気がします。)

 

また、計画出産でなく予定日まで待っていたとして、お腹にいる間に胎児の呼吸や心拍が乱れることがあったら。。。自分では気づかなかったでしょう。気付くとしたら、胎動が無くなって、最悪の場合は心拍も止まった後かもしれません。

 

たまたま、とはいえとても「幸運」だったのです。

 

産後、病院の他の先生や看護師さんもカルテを見ながら

「大変だったらしいですね~」

「良かったですね~」

と言うので、よほど大変な、でも幸運な出産だったようです(^^;

 

 

計画出産や無痛分娩を「そんなの自然に逆らってる!」とディスる人もいるかもしれませんが、今回については、このおかげで無事に産めたようです。あぁ、よかった。。。

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newborn baby