44歳で妊娠した話

44歳で自然妊娠、2018年に45歳で出産しました。

漫画「セブンティウイザン」

"セブンティ"でも"ウイザン"でもないけど親近感を覚えずにいられないのは何故でしょう…(^^;

セブンティウイザン 1 (BUNCH COMICS)

セブンティウイザン 1 (BUNCH COMICS)

  • 作者:タイム 涼介
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/02/09
  • メディア: コミック

ネットで話題になっているのを見かけて、読んでみました。

65歳で定年を迎えた夫と70歳の妻の間に赤ちゃんが産まれる、というお話。もちろん架空。
信じられない、受け入れられない夫と、すんなり受け入れる腹の座った妻の温度差がおもしろい(^^)
この歳で産んだりしたら「死んでしまうぞ」と心配する夫に「出産しなくてもそのうち死ぬわよ」と返す妻。たしかに。
現実として受け入れられず(そりゃそうだ)、現実的な準備ができず、でもいい写真を撮りたくてカメラのレンズを気にしたりする夫。育児グッズなど淡々と揃えていく妻。セブンティでなくても、あちこちの家庭で繰り広げられている光景。。。

設定は極端だけど、細かなエピソードがいちいち印象的。
無事に産めるだろうか?産まれてきてくれるだろうか?とお腹の子のことを心配したり、親としてやっていけるだろうか?と不安になったり、頑張りすぎて自分が疲れてしまったり、周りの若いママパパとの差を感じたり。
あれこれあるけれど、小さな娘と一緒にごろんと寝転んだり、近所の公園で楽しく過ごしたり、そんな平凡な時間が育児生活の幸せなんだと感じさせてくれたり。小さくて可愛い娘と、その可愛さに悶絶しながら育児に奮闘する高齢のママパパがいい感じです。
そして、イマドキの子育て環境が描かれています。プライバシーの問題で写真撮影禁止とか、保育園に時間ぎりぎりで駆け込むワーママとか、お世話で気を付けるべきこと諸々とか。初めての育児でアタフタするところも含めて、実際の育児にありがちな場面がちりばめられています。


私は45歳で出産。この漫画ほどじゃないけれど、無事に産まれてくるだろうか?と心配だったし、自分の体が持つのかも心配だったし、その後の子育ても大変だろうし。。。と心配したらきりがないんだけど、でも「産む」ということはこの漫画同様迷わなかったな。
我が家に自然に授かったってことは我が家に産まれてくる理由があるんだろうなぁと思ったし、受け入れてどうにかやっていくことが私のすべきことだろうと思ったし。。。理屈はさておき、授かって産まないという選択肢はありえないと思ったし、授かったから産む、と自然な流れで進めたことが幸いです。そりゃ周りもびっくりしただろうけど、夫も実家も含め、無茶だとかありえないとかそんな言葉を投げつけてくる人はいなかったものな。