44歳で妊娠した話

44歳で自然妊娠、2018年に45歳で出産しました。

「透明なゆりかご」終わりましたね

NHKで金曜夜にやっているドラマ「透明なゆりかご」。時々見ていました。


舞台は小さな港町の産婦人科。そこで起こるいろいろな出来事、感動ストーリーだけじゃない妊娠出産のリアルを取り上げています。


ちょっと前のお話では、3人目の子を妊娠したけれど中絶する、というケースでした。息子も娘もいるし、妊婦自身が41歳だし、経済的に3人はキツいし。。。ということで中絶を選んだ妊婦さん。初めはカラッと笑いながら堕ろすことを話していたけれど、後日悪阻に苦しむ妊婦さんに「贅沢なのよ、産めるのに甘ったれるんじゃないわよ!」とキレる場面が。

 

あぁ、アラフォー出産ってそういうものなのね。。。とちょっと凹む私。
お金もかかる、出産のリスクもある、だったら堕ろしても仕方ないよね。。。という年齢なのね、40過ぎって。

 

赤ん坊には何の罪もないのに。

母親が高齢すぎるから。

母親が若すぎるから。

お金がないから。

。。。色んな理由で産まれることができない命がある。

 

 

無事に産まれてくるのって、本当に幸運なことなんだな、と思います。
まず、授かった時点で幸い。
授かったことが分かった時点で、中絶という選択肢を考えずに済んだことが幸い。
「堕ろさないの?」「堕ろせば?」と誰にも言われず、「おめでとう」と言ってもらえたことが幸い。
お腹の中で順調に育ってくれていることが幸い。

このまま無事産まれてくれれば、この上ない幸い。

 

「這えば立て、立てば歩けの親心」でね、産まれてきた子どもにあれもこれも期待してしまうけれど。

無事に産まれてくれる幸せを忘れちゃいけないよなぁ。。。と思うのです。

 

あのドラマで取り上げられない、「普通に産まれてくる」子がたくさんいるのは分かっているけれど。「普通」に産まれてくるのって、奇跡の積み重ねなんですよね。